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フルコースのまち余市へようこそ
積丹半島の付け根に位置する余市は、北海道内でも比較的温暖な気候まち。ゆるやかな丘に連なる畑には、みずみずしい果物や野菜がたわわに実り、眼前に広がる日本海は、豊富な海産物に恵まれた北海道屈指の漁場。さらに、50軒以上のヴィンヤードが集積する日本屈指のワイン用ぶどうの産地で、近年は数々のワイナリーもオープンし、ワインの産地として注目を集めています。それぞれの味に刻まれるのは、情熱や愛情をこめたつくり人たちの物語。豊かな畑や海、人の思いや技が育む、フルコースの味わいが揃っています。前菜からメイン、デザートまで、極上のひとときを余市で召し上がれ。
町の北側が日本海に面し、積丹半島の東の付け根に位置する余市。かつては日本海ニシン漁の主要漁場として発展した歴史がありますが、現在ではカレイ・エビ・タラ・サケ・ウニ漁などの沿岸漁業が盛んに行われ、ヒラメやタコの水揚げも増加しています。また、新鮮な素材から生まれる水産加工品も豊富。豊かな海が育てた味わい深い海の幸は、この地で食するのが格別です。
余市において初めてぶどう作りに成功したのは1920年のこと。1984年、企業と生産者が計画を締結し、本格的なワインぶどう作りが始まりました。以降徐々に栽培農家が増加し、余市はワインぶどうの一大産地に。2010年代には数々のワイナリーが誕生し、現在では日本有数の「ワインのまち」として注目されるようになりました。
ニッカウイスキーの創業者・竹鶴政孝が、夢の出発点として選んだ余市蒸溜所。日本のスコットランドと称されるこの地で、彼はウイスキーづくりへの情熱を貫き、世界に誇るモルトウイスキーを生み出しました。創業時と変わらない伝統の技は、今もなお顕在。余市蒸溜所は、北海道遺産に選定されたほか、蒸溜所内の建造物10棟が国の登録有形文化財に登録されています。